アンティークシェルフ 修理、リペア
家具職人ブログ
2021/4/17
こんにちは今日は、アンティークシェルフの修理が完了しましたのでお知らせします。
こちらの修理はお父様が購入され使い続けていたもののようでかなり古いものでした。
素材は肥松といって油分が通常のものよりあって、長い時間をかけて出たヤニを伸ばして磨いて塗膜にするという昔からある技法なのですが、肥松自体高価なうえ、使い続けながら磨いて伸ばしていくということが時間も手間もかかってしまって全く見なくなりましたし、私自身したことはないです。
よく聞くのは昔の大工の棟梁や裕福な家庭のご主人などは好んで持たれたようですね。
今と昔では時間の感覚が違ったのでしょうね、羨ましくも懐かしくあります。
シェルフは一度バラバラにして組み直したのですが、機械のない時代に手で仕上げたあとがあり大変でしたが楽しかったです。
お客様のもすごく喜んでいただけました。
ありがたいことに修理ではないですが追加のお仕事もいただけて、また製作して持っていきます。
ひらやまの修理はお客様の思い出も蘇らせる修理を心掛けています。