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木材Wood

家具に使われる⽊材の種類や特徴についてご紹介します。
デザインはもちろん⼤事ですが、⽊材の性質を知っておくことはインテリアや家具選びに役⽴ちます。

01無垢材とは

丸太から⾓材や板を直接必要な⼨法に切り出したものの事です。⽊本来の質感、⾵合いという⾯で魅⼒があり特⻑として調湿作⽤があり、湿気の多い⽇は⽔分を吸収し、乾燥している⽇は⽔分を放出して湿度を⼀定に保とうとするため、『縮む』『膨らむ』という性質がある。また、コンクリートの約2倍とも⾔われる優れた断熱性があり、周囲の温度に影響されにくいため夏は涼しく、冬は暖かい環境を⽣み出します。

02集成材とは

カットされた⼩さな⽊材を接着剤で接合したものです。現代の⽊造建築では、無垢材より集成材の⽅が多く使⽤されており、実際にハウスメーカーが作る家は集成材であることが多いです。集成材は無垢材と違って⼨法安定性の⾼さが特徴で、反りや割れが少ないため⾮常に扱いやすいという特徴があります。また、強⼒な接着剤で固定しているため、素材の基準強度も無垢材に⽐べて集成材の⽅がおよそ1.4倍優れていると⾔われています。

03突板とは

丸天然の⽊材を薄くスライスした板材です。主にラワン材を積層接着したものを合板といい、その上に綺麗な⽊⽬の薄い板を貼ったものを⼀般的に突板といいます。積層した板のため狂い※は少なく、⼼材を作って貼り付けることで価格を抑えたり狂いやすい場所で使⽤したりする。
※狂いとは、経年や乾燥によって発⽣する抵抗⼒で⽣じる「反り」「ねじれ」などの変形のこと。

樹種Tree species

ムクの樹の職⼈である、林ヒロキが20年以上、⽊と向き合って家具を製作してきた経験をもとに感じている、樹種ごとのイメージと⽤途、強度などについてご紹介いたします。

01

古くから⽇本で使われている⽊材で、⽔に強く硬さも⽐較的あり重量も広葉樹の中では軽めです。⽊⽬も⼤きく綺麗で⾊々な家具に適していますが、導管が⼤きく粘りがないため、線の細い椅⼦などは不向きです。

02オーク

ウィスキーの樽にも使われる⽊材、強度も⾮常に強くどんな家具にも適しています。⽊⽬も綺麗で着⾊もしやすい、どちらかというと⽊⽬は洋家具やモダンな家具に向いています。

03ウォルナット

正式にはアメリカンブラックウォールナットといい、素材そのものの⾊が濃茶⾊になっています。丸太の外側の部分は⽩っぽい⾊で、境で濃い茶⾊になります。⽊材では今⼀番⼈気の樹種で、強度も粘りもありどんな家具にも向いています。

04メープル

よく聞くメープルですが、家具材で使⽤するのはハードメープルといわれるもので、⽬の詰まった綺麗な⽩っぽい⾊の材料で家具にしたらお部屋が明るくなります。⽬が詰まっているのでオイルを塗っても程よい光沢がでて品のいい仕上がりになります。強度粘りとも強い材料で全ての家具に使⽤できると思います。本来の⾊が綺麗な⽊なので個⼈的に着⾊はおすすめしていません。